ようやく、というか・・・ 何故今さら、というか・・・・
日本のレストランでも残りもののお持ち帰りを許すところが出てきたみたいです。
「うちのワンちゃんのために・・」ということで、Doggy Bag なる言葉が生まれたのは人のメンツを保つ生活の知恵で、高級レストランで残ったワインを持ち帰りたいときに給仕さんを呼んで「ラベルが気に入ったので持ち帰りたいのだけど・・・」というのと同じです。
ニッコリ笑ってボトルを持ち帰る手配をしてくれるのは「お作法を知っている」良いレストランです。
高温多湿でモノが腐りやすい日本では、残飯を持ち帰って食中毒でもおこされたら店の方でも気分が悪い、という「恥の文化」が長い間この合理的な習慣の普及を妨げていたのでしょうね。
でも、高級料理店でも残飯の使い回しが発覚するようなご時世・・・。 あとは自己責任でやってもらいましょう、というのが合理的な判断だ、ということになったのでしょう。
この「自己責任」という言葉、アメリカ人の行動をみているとしばしば考えさせられることがあります。
さて、もうお腹が一杯という時に残りものを持ち帰りたいときは、給仕さんを呼んで残った料理に目をやりながら、
Excuse me, could I have a doggy back? とか Excuse me, do you have a box for these?
あるいは、Excuse me, can I hava a box? で、
OKです。 Sure! と応じてくれるはず。 どれを持ち帰りたいか聞いてくれます。
ドギーバッグという言葉はお店側の人たちは殆ど使いません「ボックス」が一般的です。
庶民的な店だと、屋台のたこ焼き屋で使っている発泡スチロール容器の親方みたいな持ち帰り皿を持ってきてテーブル上で、客の指示(これも? ブロッコリーは? ポテトも? とか尋ねながら)皿にいれてくれます。 そして一端バックヤードに持って行って紙袋に入れて持ち帰りやすい体裁にして持ってきてくれます。
高級なお店だと、支持を受けたあと料理皿を下げて、残飯セットを作ってくれるのは裏方での仕事。
客席のテーブルでは何もしません。
マ逆なのは超チープな、元々お持ち帰りメニューもやっているファーストフード店の店内で食べるようなケース(チャイニーズとか、ピザ屋とか)で、頼むとボックスだけ持ってきてくれます。 はい、あとは自分でどうぞ、と。
箱だけでは不便な時は、Do you have a paper (plastic) bag for me? と紙(ビニール)袋をお願いしましょう。 チャイニーズの時は、プラスチックのフォークやスプーンももらいましょう。(店内のその片にありますけどね)
さてさて、実は出張の時に凄く救われたのがこの残飯お持ち帰りの習慣です。
夜ホテルにチェックイン、レストランで食事をとりますが時差もあってあまり食も進まない。
・・・・で、残り物を持ち帰って、メールと格闘する時の夜食や翌日の朝食に、と。
もちろんそれに適した食材は限られてきます。 ステーキの半分残しなんて肉も固くなるし、再調理ができる環境でなければまず無理です。
よく利用するのがピザ。それからしっかり火が通った中華料理系(焼き飯、焼きそばの類)。冷えていてもまぁまぁ贅沢言わなければ翌朝の忙しい時間に部屋でささっと食べられます。
と、いうドギーバッグのお話ですが、ディナーテーブルの状況によって使い分けすることが大切なのは言うまでもありません。
「あ~、もったいないなぁ。あとで食べても美味しそう・・・」と思っても、同席している人が家族、友人、同僚でなければ、冷静な状況判断が必要です。
そんな「状況」の時には、仮に給仕さんがお皿を下げる時 "Do you need a box?" ときいてくれたとしても、 "No, thank you." と応じるのが相応しいふるまいですね。
日本にこの習慣が普及してきたということで、こんな商品も発売されているんですね。
思わず笑ってしまいました。 残飯を持ち帰るのに専用の箱を用意して・・・。
これ持ってレストランに行くんですかねぇ? こんなものにお金とか資源とかかけるんですかねぇ?


