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ブラックベリー症候群

ブラックベリー(Black Berry)とは、スマート・フォン、つまり携帯電話のお化けの走りで、今は iphone が席巻した感がある市場の製品です。

発想としては、ビジネスでよく使うメールなどの機能を、もっと携帯性に優れた機器に乗せて、どこにいてもメールやスケジュールのチェックができるようにしよう、という極めて便利な、別の言い方をすればどこにいてもビジネス・ストレスを高める環境をつくりましょう、ということです。

アメリカのビジネスマンたちがこういうPDA(Personal Data Assist)製品を持ち歩き始めた歴史は古く、Palm, HP などから優れた製品がリリースされていました。

その後、筐体は軽量、小型化され、今の iPhone という洗練されたデザインになっていくのですが、この過程で明らかに変わってきたのは、メールの中身です。

オフィスでPCに向かってチェックするメールではなく、出先でチェックするメールへ対応は受信、発信ともに明らかに振る舞いが違ってきます。

1.論文みたいに長いメールは真剣に読まれない。最初の数行でメールの意図や、報告なら結論を示す必要がある。

2.発信は最低限のメッセージで。細かいところは電話でうめる。 そもそも電話での会話が好きなアメリカ人にとって、メールでだらだら往信を繰り返すのはナンセンス。

特に、日本人が好きな「起承転結」を踏まえた長々メールは読まれなくなります。

数年前の私のボスは出張でしょっちゅう飛び回っているアメリカ人。

私からの相談的なメールに対して、以下の様なレスポンスをするのが殆どでした。

OK, go ahead (進めていいよ)

Call me (電話くれ(後は電話で聞きたい、と))

Will do (やっておくよ)

OK, please talk to xxxx (わかった、xxxx に話しをしておいて)

Will call you soon (すぐ電話するよ)

極端かもしれないですが、iPhone 使っているアメリカ人とのメールは、このくらいの感覚でコミュニケーションする覚悟が必要です。

メールの最初の数行で、中身が判断されることを「ブラック・ベリー症候群」を自ら名付けて、メールは極力端的なメッセージにするようにしました。

長文を書いても読まれない。 要点だけを示してあとは電話会議。

そんなやり方が求められています。

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