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社長でも Mark は Mark   (仕事場はファーストネームで・・・)

アメリカの相方(Counterpart)との電話会議が多くなって、いまさらの様に認識したのが仕事の場面における呼びかけの日米差。

アメリカはファーストネームでの呼びかけが普通で、同じ会社であれば同僚はもちろん「ファーストネームで呼び合う仲」であり、ボスに対しても普通はファーストネームでの呼びかけは許されます。

社長だろうが、役員だろうが、ファーストネームでの呼びかけを咎められることはありません。

メールの書き出しも、社長が Mark なら、

Mark,
I am writing this to ask for your urgent support regarding.....
などと書きます。

逆に、Mr. xxxx(ラストネーム)で呼ぶのは間違ってはいないのですが凄く他人行儀に映りますね。

久々に会った相手におどけて、Mr.で呼ぶケースはありますけど。

How are you doing, Mr. Newman?
「Newmanさ~ん、調子はどーよ?」みたいに・・・


慎み深い日本人は流石に躊躇するのでしょう。 ファーストネームに「さん」を付けて、
Hello Mark-san,

と書きだす、あるいは呼びかけることが多いです。

日本人の「さん付け」はアメリカ人にとってもポピュラーな習慣なので、Hello Takahashi-san, などと極く自然に言ってくる(書いてくる)人は多いですね。


アメリカ人でも「日本人の仕事仲間にどう語りかけるのが適当なのか?」よくわからないので、ファーストネームもラストネームも無しにメール本文を書いてくる人もいます。

少なくともメールをやりとりするケースにおいては、文末をファーストネームで締めくくった方が相手にも「こちらもファーストネームでOKですよ」という意図が伝わり、以降のコミュニケーションにファーストが自然と使われるようになると思います。

逆にメールの最後を、

Look forward to hearing from you.
Regards,
Yoshio Imanaka

なんて結びだと、日本人とのコミュニケーション経験が薄い人にとっては、
こちらが Yoshio なんだか、Imanaka なんだかわからずにいるという状態になるようですね。

数週間メールのやりとりがあって、初めて電話会議をしたとき「ところであなたの名前をどの様に呼ぶのがいいの?」と聞かれた経験があります。

自分のニックネームも決めておいて、上のケースだと、

Look forward to hearing from you.
Regards,
Yoshi 

などとしておくと、名前もすぐに覚えてくれます。

ニックネームについては別の記事で経験をご紹介したいと思いますが、決めておくと便利かもしれません。

最後に以上の「ファーストネームが当たり前」というのはアメリカの社内コミュニケーションに於いての話で、オールマイティでは無いということも添えておきます。

社外の人との改まった場面や、ビジネスレターでは、Mr./Mrs. が普通に使われますし、その程度は業界によって異なるかもしれません。 


アメリカの子供たちも、物心つく年齢になると近所のオジサン、オバサンたちを Mr. Mrs. 付きで呼ぶことを躾けられますし、学校の先生は Mrs. Robins とか呼ばれます。

クラスメートのお父さん、お母さんにもお行儀よく Mr. Mrs. をつけてますね。

 

大学になるとファーストネームで呼ばせる教授もいますが、状況がわからない間は

Professor Katz (カッツ教授)

などと丁寧に呼びかけた方が間違いありません。


あ、それから、社内でもラストネームが優先する状況がありました!

ミーティング議事録で、アクション・アイテムの記載などに固有名詞を使うケースがあります。

John や、Bill が複数いると誰のことだか分からなくなるので、ラストネームで記載します。この場合、Mr. Ms. などは付けません。

 

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